金沢旅行(2012/05/02 - 2012/05/03)

石川県金沢市に行ってきたのだ。

目的はふたつ。
 (1) 金沢観光
 (2) 北陸鉄道石川線廃線跡(鶴来〜加賀一の宮)を訪れる


(1) 金沢観光


東京から陸路だけで行こうと思うと、結構遠いのですね。
新宿 ―(JR埼京線)→ 大宮 ―(新幹線 Maxとき)→ 越後湯沢 ―(特急はくたか)→ 金沢 で、
計 4.5時間。


金沢駅
ドーム型の近代的な造り。
バス1日500円のフリーパスを購入してあちこち周遊。

乗ったのはこんなバス。
かわいらしいのだが、背の高い自分にはせまくて大変だった。

金沢城跡】
戦国時代に築かれた、佐久間氏・前田氏の城。
ひざが痛くて、上の方までは行かれませんでしたが。


石垣はこうやって造るのか。


兼六園
金沢城の庭にあたる庭園。
雨がちの天気でしたが、しっとりとしてすてきでした。







兼六園で食べた肉うどん。
関西風でした。
ついでに石川の方言も関西風でした。

【ひがし茶屋街】
金沢から歩いて行ける距離にあります。
江戸時代にひらかれた茶屋の通り。
今は喫茶店・土産物屋・旅館 etc になっています。
雨の街並みは美しい。


(2) 北陸鉄道石川線廃線跡(鶴来〜加賀一の宮


Googleマップには駅や線路のマークが記されていますが、
北陸鉄道石川線鶴来駅より先、中鶴来駅加賀一の宮駅(終点)は、
利用者数減少のため 2009 年秋に廃止されました。


【現役の線路と廃線
乗ってきた石川線と現在終点の鶴来駅


ここから先は廃線

紀州鉄道のときのような車止めは置かれていない。
運転士さんは間違えたりしないのだろうか。


【お約束の光景】
「安全第一」で分断された線路。
いったん敷いた線路をあとから閉ざしている様子がもの悲しい。

廃線は続くよどこまでも。

踏切部分はまだアスファルトで埋め立てられていない。

【朽ちゆく線路】


【役目を終えた橋】


【八重桜の咲く通りに沿って進むと・・・】
誰一人いない通り。

公園を見つけて小休止していると向かいには・・・。


【突如現れる加賀一の宮駅跡】
あまり調べずに訪れたので、急に現れて驚きでした。
向かいの公園から眺める廃駅は格別です。

正面から。
入り口は板で閉ざされ、バス停の標識が置かれてます。

よく見ると、駅を象徴する設備が残されています。



休止線でなく「廃線」(のはず)なのですが、
未だに復活も期待されているそうです。

地元の人の手により芝桜で飾られています。
生と死のコントラストに、時の流れを感じます。


当時の終点にもかかわらず、ここにもまた
車止めらしきものは見当たりませんでした。
(電柱で止められている)

昔、この先には金名線(金名鉄道)が延びていました。
今は撤去され、サイクリングロードになっています。

おやすみなさい石川線


【白山比竎神社】

加賀一の宮駅から歩いて数分のところにある大きな神社。
「全国三千余社の白山神社総本宮」とあり、
かつて石川線は、大晦日〜元旦の参拝者で賑わったとのこと。

大変神々しく、心洗われた気分でした。
まぁおみくじは末吉でしたが。




おつかれさまでした。